「がんと冷え」「丹田の正体」5月教室レポート③
5月2回目の教室レポートです。今回の教室には、東京から人工知能の研究をされている学者さんが来られていました。
人体のフォノグラムについての話や、フォノグラムを利用した整体の実践が中心になりました。
「がんと冷え」
がん細胞は、40℃以上の熱で死滅する。このがん細胞の特徴を利用をして、温熱器(熱を発生させる機器)を使って体の体温を上げることでがん等の症状を治療する治療法があります。ただこの場合、外部から熱を加え続ける必要があり、温めるのをやめると、すぐに元に戻ってしまいます。
ではずっと体温の高さを維持するにはどうすれば良いか?
がんとは体が冷えている状態です。
冷えとは体に運動が起こっていない状態です。
フォノグラムの図形では、渦を巻いている状態になります。
(上の写真はヴァイオリンのフォノグラムを描いたもので渦がある状態です=共鳴状態はあまり高くありません。体が冷えていたり、病気のあるときはこのような渦が人体にも現れます。)
運動し続けていたら冷えは起こりません。
例えば心臓がんって聞いたことがありませんよね?。なぜなら心臓は動き続けているからです。
がんのような症状があるとき、人体には過剰に動きすぎている部分と、サボっている部分があります。つまり全体のバランスが崩れているので体温が上がらないのです。
楽器で音が鳴らないなのも全く同じ理由です。フォノグラムの図形で描くと上の写真のようにたくさんの渦が存在している状態になります。
人体に存在する上の写真のような渦を消していけば、身体全体の協調状態が回復し、冷えは解消します。結果としてがんの治癒にもつながっていきます。
追記:
マッスルmuscle(筋肉)の語源はラテン語で小さなネズミを意味するマウスmusculusから来ている。
ミケランジェロの彫刻は上半身と下半身がねじれている像が多い。
これは、見方によっては体の中のマウス(マッスル)が色んな方向へ行こうとして動けなくなくなっている、というように体の中の矛盾を表していると捉えることもできます。体の中にたくさんの渦がある状態です。
「丹田の正体」
台風の目というが、実際に台風の中に何かがあるわけではありません。
台風の目とは周りが動いている結果、中心に動いていない部分があるように見えているだけです。
野球のバッティングで軸を意識するというとき、の「軸」にも同じことが言えます。
「軸」という何かが実際に存在するわけではなく、回転して動くから結果として「軸」ができます。
丹田や経絡も同じです。
体全体が動いている結果中心に不動点が発生します。
周りが全て動いていて不動点が一つしかない状態です。それが丹田です。
だから運動していないと丹田は存在しないんです。
※ここでいう運動とは、必ずしも実際に体を動かすという意味ではなく、体の内部に動きがある状態です。渦がない状態。気(?)が滞ることなく流れている状態。
投稿者:つちはし けんいち